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1995年式
CAGIVA MOKE
車両の細かな状態は写真毎に説明があります
上部スライドには、車両の魅力的な写真が50枚ございます
写真をクリックして説明と共にご覧ください
「稀有な開発ヒストリーを持つ元祖SUV、
街中がリゾートに変わる・・・!
開放感あふれるオープンドライブが最高に楽しい車・・・!
最終ロットのカジバ・モークは
コレクターズ・マインドを満たすクルマ・・・」
こんなに楽しいクルマを前にして、いつもの様に車両ヒストリーについてあれこれ云々書くのは野暮なこと・・・今回は後回しにします・・・!
「南国の青い空、青い海・・・」とは残念ながら全く真逆・・・、外気温3度と寒波到来の合間の冬の日・・・、斜めから差し込む冬の陽差しが眩しい青い空の下、今回の取材で私の前に現れたのは・・・スカイブルーが眩しい完全オープントップ姿が潔い最終ロットのカジバ・モークでした。
最近の酷暑(初夏から晩秋まで)はクラシック・カーとそのオーナー様にとって、機械的・体力的・精神衛生的にとても辛いものになりました・・・。道ゆく人の視線さえ気にしなければ、クラシックなオープントップが最高に楽しめるのはやはり冬場に限ります・・・!
防寒具を着込んでヒーター・オンにすれば、まさに「こたつに足入れて走る」感覚・・・。
知ってしまえば「冬場のオープンカー」程格別な物はありません・・・!
それがトップレスのモークとなれば更に格別・・・。
一般的オープン・カーの概念とは全く異なる「100%開放感・・・!」を持つカジバ・モークは、非日常的世界を瞬時に味合わせてくれる稀有な存在で、フルオープンでドライブすると実に豊潤な楽しさをドライバーに与えてくれます・・・。
ボディの四隅にタイヤを配置する、ミニと同様独特のシャーシレイアウトを持つモークは、あのミニ独特のレーシング・カートの様な走りを呈しており、外観から見ているだけでもキビキビとした走りを想像させてくれます・・・。
米国軍用車ジープと同様不要な部分をとことん省かれ、軽量なミニを更に軽量に仕上げたモークの車体は、手で押してもスッと前に進むほど軽く、他に類を見ないボディスタイルは、見るからに格段の開放感が伝わり、ワクワクする程軽快な雰囲気を周囲に振りまいています・・・!
詳細動画を是非ご覧ください!
とても気さくなクラシックカーコレクターのオーナー様から、「堀川さんに執筆お願いするのだからじっくりと乗ってみて!」となんとも嬉しいお言葉を頂き(!)車両のクリーニングから仮ナンバーをつけて小一時間程、いえ・・・たっぷりと味合わせて頂き、冬場の開放感いっぱいの素敵なドライブを・・・そうです、至福の時を過ごさせて頂いたのです!
その感激をまずはお伝えしたい!・・・なので細かなことは後回し!
目の前に佇むスカイブルーのボディカラーがなんともポップな1995年国内初登録・最終カジバ・モークを早速楽しんでみましょう!
「開放感いっぱいのモークにまず乗り込んでみます!」
平成7年国初年度登録となっていますが、生産されたのは93年頃、最終ロットで正規輸入された個体と見受けられます。
乗り込んでみます・・・。ボックス型の広めのサイドシルをヨイショとまたいで乗り込むとまず気がつくのがミニより遥かにルーミーな空間です。シングルのSUキャブレターでマネージメントされた990ccのエンジンは、オーナー様の元でとても良くメンテナンスされている恩恵もあり、冷温時でも始動性は大変よく、僅かなクランキングで元気いっぱいに目覚め、センターマフラーからあのミニ同様のエキゾーストを奏でます。
ソフトトップを潔くも取り放った、このモークの開放感は抜群・・・!!ジープのあの開放的感覚がより路面から近いところで炸裂する・・・!開放感満点な雰囲気はエンスージアストにはやはりたまらない物があります・・・。
「車の運転ってこんなにも楽しい物だったのか・・・・・!」
小気味よくスパッと入る、4速マニュアルトランスミッションを操り、「開放感満点に走る」この車は最高に楽しい乗物です!「車の運転ってこんなにも楽しい物だったのか!」と、まるで初めてマニュアル車を操った「10代後半のほんのり淡い気持ち」を思い出させてくれる・・・そんな感覚なのです!
四隅で踏ん張る12インチホイールとタイヤの存在感を圧倒的に感じながら、シフトアップ〜ダウンをエンジンの回転数にマッチさせて小気味よく走るのは、現代のオートマチックに慣れ親しんだ感とは全く別物・・・実に格別の感があります・・・!
ドライブしていて「うふふ・・・うふっ・・・」と全く意味不明な笑みが自然と込み上げてくるのです(笑)、まさに右脳が、そして身体が自然と楽しんでいるのが分かるのです!
また、保管場所や管理上の理由でソフトトップがやはり必要と思われるお方もいらっしゃる事でしょう・・・。
フランスにあるDiscount-Cabrioという会社では現在でも多種多様なソフトトップの製造販売を全世界向けに行っており、カジバ・モークのソフトトップに関しても新品での購入が可能です。
以下ご紹介しますのでご参考ください。
SOFT TOP WITH DOORS MINI MOKE CAGIVA CONVERTIBLE VINYL EVERFLEX €1390
この車が世界の有名なリゾート地、フレンチ・リビエラ、オーストラリアコースト、カリブ海で爆発的な人気を博したのも、そしてかのジェームズ・ボンドやブリジット・バルドーもこの車の虜になったのも十分に頷けます!それが例え近所の幹線道路であったとしても、まさにリゾート的開放感を味合わせてくれる唯一無二の存在感である事を、乗った誰もが自然と気がつくはずです。
「ミニ・クーパーを生んだ、
奇才サー・アレック・イシゴニスの忘れ形見、
マーケッティングマジックが存在価値を変えた名車、
カジバ・モーク」
商品がどんなに品質の良いものでも、ターゲットが定まっていない、ネーミングのキャチーさがないと全く売れないこともあります。ミニ・モークはまさに、場所を変え・イメージを変えて大成功したマーケティングマジックが生み出した名車です。故に生産が終わった今日でも、世界中の有名リゾート地では、モークはなくてはならない存在になっているのです。
オリジナル最終型カジバ・モークは、1964年からイギリス、オーストラリア、ポルトガルで5万台以上が生産された初代ミニ・モークの最終モデルで、1991年~1993年のわずかな期間に1500台のみ生産された希少モデルです。
ミニ・クーパー開発者サー・アレック・イシゴニスは、ミニを開発する以前、主に第二次世界大戦中に数種類の軍用車両をデザインしていました。BMC(英国自動車公社)がサー・アレック・イシゴニスに依頼したのは、ヘリコプターによる軍用展開に適した超軽量車両だったのです。エンジン、トランスミッション、サスペンション、ブレーキ、などは、ミニに搭載されていたものを流用し、その軍用目的から開発コストの削減を図ったのでした。
しかしながらこの車を軍事目的で使用するには、いくつかの明白な欠点がありました。最も明白だったのは最低地上高の確保と4WDでなかった事です。残念ながらこの車のプロジェクトは失敗に終わり、ミニ・クーパーのアメリカ的ジープバージョンは軍用車として日の目を浴びることはありませんでした。
しかし、BMC社は諦めずに、現代流で言う所の「マーケティング・マジック」を実施します。この車両に万人から愛される「ロバ=モーク」という名称を与え、カリブ海やカリフォルニア、オーストラリアなどのリゾート地に向けて製造を開始始めました。場所を変え、名称を変えたこのマーケティングマジックは大成功!この人類史上初のSUV、モークは、レジャーカーとして大きな人気を博し、1990年にイタリアのバイクメーカー・カジバが生産権利と設備を買収し、1993年までの最後の3年間はカジバの名前で生産された後からも、数え切れないほどのリゾート地や熱帯の島々で、レンタカーやホテル送迎車、そしてタクシーとして使用され、人々を解放的な雰囲気で魅了し続けています。
「ポップなブルーが眩しい最終ロットのカジバ・モーク・・・取材後書き」
モダンアートから古典絵画まで幅広く収集され、普段の生活の中で芸術を心から楽しまれるオーナー様はロールス・ロイス、戦前メルセデス・ベンツなどの極めて美しいクラシックサルーンを清潔感溢れるガレージに配して観賞される方です。その極上のクラシックサルーン達をこよなく愛され、ガレージの合鍵からそれぞれの車のスペアキーを長年お付き合いのある主治医様に託し、不具合が起こる前に処置する事でこの素晴らしいコンディションを保たれておられるのです。
「愛しすぎた故に増えすぎた車両の整理が必要・・・。」
これがオーナー様の売却希望理由です。見識あふれるオーナー様の所で豊かな時間を過ごしたカジバ・モークは、きっとこの原稿を読んで興味を持たれる「まだ見ぬ新オーナー様」を心から笑顔にする事間違いありません・・・。
今回の原稿、あれこれ書かずに衝動的にインプレッションを先に書いたのは、言わずもがな「本当に楽しい車!」を表現したかったと言う事に尽きます・・・!
「稀有な開発ヒストリーを持つ元祖SUV、街中がリゾートに変わる・・・!開放感あふれるオープンドライブが最高に楽しい車!最終ロットのカジバ・モークはコレクターズ・マインドを満たすクルマ・・・」と感じていただけるのは間違いなく私だけではない筈です。
ぜひ開放感満載の見学に群馬県までお越しください。
▲このとても素晴らしい「1995年式 最終ロット・カジバ・モーク」は現在群馬県にあります。
個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両は購入に際しては、自動車税の月割り精算並びに、リサイクル預託金のご負担をお願いいたします。
【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両は、クラシックカー・コレクタブルかーの越境ECサイト、「エステートセール®︎スプレマシー」に掲載されたものです。
至高・最高(スプレマシー)なエステートセール・・・とは?!
エステートセール®︎スプレマシーは、オーナー様の想いのこもったお車を、インタビューに基づく原稿作成でご紹介し、物・心を整理する北米文化エステートセールの日本版です。
文化も・・・次の世代への引き継ぎも・・・何も残らない二束三文・安値買取とは全く異なり、オーナー様の想いを実直に表現、思い出は心にしっかり残しながらも確実に次の世代に引き継ぐご案内・仲介をいたします。
本記事内容は2021年12月14日午前10時より約4時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと頂いた資料、また試乗体験したものを元に執筆作成したものです。
限られた時間内での確認につき、状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります事ご承知おき下さい。
また執筆内容に関しては、念入りな海外・国内リサーチを含めてオリジナルの原稿を執筆しておりますが、現地に赴くなどの裏づけを全て取ってはおりません。状態等のコメントもあくまで取材時の天候・状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。
掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込は、このページの一番下よりご連絡下さい。
尚、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。
何卒宜しくご検討下さい。